
1.乗り換えた理由
まずは乗り換えを考えた理由から話しましょう。
①値上げ
世界的なインフレ、円安に伴うEvernoteの値上げを許容出来なくなったことが一番の理由です。
私の契約更新月である2023年11月の1ヶ月前にメールで通知がありました。
これまでの年間5,200円から、年間9,300円(えっ!いきなり1.8倍!?)に変更するとのこと。
これが決定打となりEvernoteの有料会員の次年契約は更新しないことに決めました。
②重い
加えてここ近年、アップデートのたびにアプリが重くなっていました。ちょっとメモ書き、更新をしたいときに待たされること多々あり。
私の使う目的は家族とのメモ共有と画像の保存のみなので高機能は要らないのです。
2.Upnoteの良かった点
①財布に優しい。
なんと言ってもこれが一番のメリット。
1月ごとのサブスクなら100円。
買い切りで4,000円程。年次更新がありません。すなわち4,000円で、ずーっと利用できるのです。
iPhoneならapple payで購入、AndroidならGoogle payで購入します。
Google payでの支払いのほうが少しだけ安いようです。また、どちらも時々キャンペーン値下げしてます。
どちらから購入してもiPhone、Android、PC全てから利用できます。
私の場合は、私がiPhone使い、家族がAndroid使いなのですが、私のメールアドレスをアカウントとしたかったため少しお高いapple payで購入しました。
なお、無料で50ノートまで利用できるので購入前に試用してみることをおすすめします。私は1週間の試用で気に入って購入に至りました。

②軽い
起動、同期が早いです。Evernoteはバージョンアップの度に起動が遅くなり、すぐに入力したい時に待たされ感がありました。
Upnoteは起動で待たされることはありません。
同期も一瞬です。
また、排他エラーが出たことはこれまで一度もありません。
③iPhone, Android, PCから使える
Evernoteもそうでしたが、1アカウントですべての環境からアクセスできます。
Webからのアクセスが出来ない点はEvernoteに劣りますが、PC用のアプリが提供されているため実用上は問題ありません。
④Webページを直接コピー貼り付けできる
Webのクリップが使いやすいです。
ブラウザから範囲選択コピー&ペーストで貼り付けられます。
Evernoteのようにイメージそのままではなく、段落イメージは消えてしまいますが、メモ代わりにクリップしておく分には十分です。
3.Upnoteの良くない点
①1ノートの上限は20MBまで
もともとEvernoteを使い始めがきっかけが自炊した書籍の保管用としてでした。自炊本の容量は1冊あたり30MB〜100MB。
Upnoteはノートの上限が20MBなので、扱えないサイズです。
この点は割り切りが必要です。
UpNoteへの移動はあきらめて、Evernoteに残したままにしています。新たなストック先を検討しなくてはなりません。
なお、Evernote有料会員解約後も、それまでに作成していたノートはそのまま利用が可能です。追加は制約が多すぎて利用できないと思った方が良いです。
②UpNoteの開発元(国)がわからない
家族間でメモ共有することが主目的なので、口座番号やパスワードなど大切な情報も登録します。どこの国で作成されているアプリなのか、いまいちわからないので不安が残ります。
(後日追記:ベトナムでした)
③ノートの整理方法が感覚的に分かりづらい
慣れの問題だと思いますが、ノート整理はEvernoteの方が直感的で分かりやすかった印象です。
4.その他
①Evernoteはもう一年、値段据え置きで使える!?
Evernoteを解約する際には、引き止めのための値引き提案がありました。正確な金額は失念しましたが、たしか値上げ前と同額くらいだったような。。。
値上げされなければ引っ越しの検討をすることもなかったので、引き止めるなら初めから値上げしなければよかった気がします。
これを利用すれば1年間は価格据え置きで利用できることになります。
Evernoteからの移行をまだ決断できない人は「退会するフリ」をやってみると良いでしょう。毎年同じ手が使えるかはわかりませんが。
②EvernoteからUpnoteへのデータ移行
近日公開予定です。しばらくお待ちを。
最後に
EvernoteからUpNoteに変更して満足しています。
自分の使い方では、文字起こしやスケジュール管理などの機能は不要でした。テキストやコンテンツの保存、編集が手軽に行えれば十分なのです。
これは、人それぞれの使い方に依ると思います。
先に書いたようにUpNoteは無料版で50ノート、サブスクでも月100円で利用できます。まずは気軽に使ってみるのが良いと思います。
以上です。