こめきちdiary

日々の仕事、生活でぶち当たった問題の解決策を書き残しています。あなたのお役に立てれば幸いです。

「つもり貯金」節約術のすすめ


はじめに

昨今の円安、世界的インフレに伴う値上げラッシュにより、筆者の家計も非常に苦しい。
そんな中、昨年から始めた節約方法(つもり貯金)が非常に効果が高かったので紹介することにした。
手軽に始められるので読者の方も試してみていただきたい。

目次

1.ルール

ルールはたったの1つだけである。
「お金を払うべきところで、払わずに済んだらその金額を記録する。」
のみである。

①交通費


筆者の自宅は最寄駅から1km、徒歩15分の位置にあり、バスにして停留所3つ目のところにある。朝のバスは遅れがちなため必ず歩いて行くが、帰宅の時には間に合う限りはバスを利用していた。一乗車200円、月にして最大4000円ほどの贅沢である。4,000円だとCDの1枚にしかならないが年単位で勘定すると50,000円ほどになってバカにならない額になる。
バスに乗ったつもりで帰りも歩く。浮いた200円を記録することにした。
現金なもので、このルールを始めてから、歩いて帰るのが苦にならなくなった。

②クーポン


ゆで太郎のクーポン券。大好きである。コロッケやかき揚げ、その他諸々が無料で付けられる。
クーポンを使ったときは単品追加したと考えて、その価格を記録する。
ゆで太郎に限らず、丸亀製麺、かつや、サンドラッグJAF等々お金に換算できる全てのクーポンは使って浮いた金額を記録する。

③ポイント


たとえば、JREポイントからSuicaへのチャージ、ガスパッチョポイントのponta還元、ヨドバシポイントでの支払い、Amazonポイントの利用等々。お金で払えるところをポイントで賄った場合はその金額を記録する。

④キャッシュバック

PayPay、イオンオーナーズキャッシュバックなどで戻ってきたキャッシュバック金額はその金額を記録する。

3.集計

月末に当月記録した金額を集計する。集計した金額を貯金にまわすのである。

4.いくら貯まるのか

これは人により千差万別であろう。
筆者の一例を挙げると今年のある月はバス代3,200円、その他のクーポン等で5,160円の節約ができた。
合計にして8,360円であった。
バスは平日毎日のことなので定額的な節約の一助となる。その他の節約はその月によるだろう。

実績

なお、金額の記録にはUpNoteを利用している。家族と共同で利用できるため後で合算する手間が省ける。UpNoteの便利性についてはこちら
Evernoteの移行先をUpNoteにしてみた感想 - komekichix’s diary
を参照願いたい。

5.貯めたお金の保管先

節約金額が確認できるとモチベーションの維持に役立つので、普段使いとは別の口座に移してしまうことが理想的である。
長くなるので別記事に書く予定だが、住信SBIネット銀行がこの理想を満たしてくれる。ひとつの契約口座を10個の目的別口座に分けられるからだ。
振り込み履歴に金額が残るため後から月ごとの金額も参照しやすい。

住信SBIネット銀行

なお、貯まったお金はそのままでは増えないので、NISAの成長枠で運用でもして増やしておくと良いだろう。
または、株価暴落時の購入資金として蓄えておくのも良い。筆者はこちらをお薦めしたい。NISAは予備資金で買うのではなく、毎月の定額積み立てが効果的と考えているからである。

6.最後に

ここに書いた節約手段は、「トクしたと思った額を貯蓄にまわす。」という至ってシンプルなルールである。
収入を増やす必要も、節約する必要も(実質的には節約なのであるが)無く、結果的に貯蓄が増えていくことになる。
貴君も実行してみては如何であろうか。

ただし、気をつけたいのは経験値投資との兼ね合いである。
・旅行に行ったつもりで貯蓄
・本を買ったつもりで貯蓄
となると、得られるはずだった経験、思い出をお金と引き換えることになるのでやらない方が良いと考えている。
経験、思い出には貯蓄以上の価値があるからである。
あくまでちょっとしたおトクを、「使ったつもり」として貯蓄するに留めるのが吉と考えるのである。

以上