
はじめに
先日、モバイルSuicaが自動改札機で反応しなくなった。
スマートフォンを改札機にかざしても一切反応がない。何度試しても「ピッ」とも鳴らず、改札の扉は閉じたままだった。
まさか自分がこんな目に遭うとは思ってもいなかった。
本記事では、同様のトラブルに直面した人に向けて、自身の体験をもとに顛末を記すものである。
現在進行形で困っている人へ
今まさに、改札でスマホが反応せず困ってここにたどり着いた方は、まず落ち着いて以下のリンクを確認されたい。
改札タッチが認識しない(モバイルSuica公式FAQ)
トラブルの発端:スマホのバッテリー交換
不具合の前日、筆者はスマートフォンのバッテリー交換を行った。その翌日から自動改札でモバイルSuicaが反応しなくなった。
モバイルSuicaの公式FAQをはじめ、関連情報を片っ端から確認し、上記のような記事も参考にしたが、筆者のケースでは改善には至らなかった。
その後、判明したのは、Suicaだけでなく、クレジットカードやマイナンバーカードも反応せず、FeliCa(フェリカ)センサー自体が故障していたということである。
入場編:改札窓口で事情を説明
入場駅の改札窓口で、若い駅員さんに事情を説明し、モバイルSuicaのアプリ画面を提示した。
ところが、Suicaのトップ画面には「有効期限」の記載しかなく、「利用開始日が分からないので通せない」と言われてしまった。
そこで、Suicaアプリ内の「(i)」リンクをタップし、詳細画面を表示。有効期間(利用開始日~有効期限)を確認してもらった結果、通してもらうことができた。


出場編: 到着駅ではまさかの拒否!
だが、到着駅では状況が異なった。改札窓口でベテランの駅員に同じ説明をしたところ、通過を拒否されたのである。
駅員の説明はこうだ。
「モバイルSuicaがセンサーで読み取れない場合は、無効扱いとなります。」
入場時は画面表示で通過できたと伝えても、「規則に反することはできない」と気の毒そうな表情をしながらも譲らなかった。
頑なな駅員の姿勢に苛立ちを感じたが、ここで感情を荒立てても意味はないと判断し、渋々現金で精算を行った。
駅員の主張は正しいのか? 確認してみた
納得がいかなかったため後日、ChatGPTおよびモバイルSuicaのお問い合わせ窓口にそれぞれ問い合わせを行った。
ChatGPTの回答:
入口の駅員が柔軟に対応してくれても、出口の駅で規則が厳密に適用されることがあります。
駅ごとに対応に差が出るのは、「規則上は不可」だけど「現場裁量で対応できる余地がある」ためです。
JR東日本の回答:
会員専用「お問合せメール」フォームから質問
https://msfaq.mobilesuica.com/faq/show/1387?category_id=11&site_domain=default
なお、モバイルSuicaの表示画面掲示での改札通過はできかねますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
どちらもモバイルSuicaの画面提示では、改札の通貨、運賃免除は出来ないとの解答であった。
駅員の主張はまったく正しく、ぐうの音も出ない。
冷静に考えれば、画面表示のみでの通過が許されることになれば、不正利用の温床となりかねない。
無駄な出費を避けたい方へ:代替手段は?
今回のような事態に備え、予備の端末を用意しておくという対策も存在する。モバイルSuicaは端末間でのデータ移行が可能である。
結局どうすべきだったのか?
筆者の対応はおおむね正しかったと考えている。
運が良ければ、出場時にも画面表示で通過できていたかもしれない。
なお、最後の手段としてモバイルSuicaが認識されなくても自動改札を突破してしまう手もあるが、社会通念上、許される行為ではないのでやらないように。